銀河高原ビール
『青白く光る銀河の岸に、銀色の空のすすきが、もうまるでいちめん、
風にさらさらさらさら、ゆられてうごいて、
波を立てているのでした。
「月夜でないよ。銀河だから光るんだよ」
ジョバンニは云いながら、まるではね上りたいくらい愉快になって、
足をこつこつ鳴らし、窓から顔を出して、高く高く星めぐりの口笛を吹きながら
一生けん命延びあがって、その天の川の水を、見きわめようとしましたが、
はじめはどうしてもそれが、はっきりしませんでした。
「ぼくはもう、すっかり天の野原に来た」
ジョバンニは云いました。』 宮澤賢治「銀河鉄道の夜」より
銀河高原ビール、すっきりとおいしいビールでした。
銀のラベルも美しく、そのまま作品として使わせていただきました。
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